登録販売者試験 第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の練習問題10問

添付文書の読み方、副作用情報の収集・報告、医薬品副作用被害救済制度を扱う章です。第1章・第3章と内容が地続きなので、まとめて回すと効率が上がります。この章だけを10問、本試験と同じ5択の形で用意しました。全問に解説と、手引きのどこを見ればよいかを付けています。答えは各問の「答えと解説を見る」を押すとその場で開きます。

最終更新:2026年8月10日

ご利用にあたって:本ページおよびアプリ「ハンバイトール」は、政府・厚生労働省・各都道府県・関西広域連合など公的機関のいずれとも関係のない、個人開発の非公式サイト・アプリです。 掲載しているのは過去問ではなく、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」をもとに当方が作成したオリジナル問題です。 実際の試験の出題内容・形式・合格基準は、必ず試験実施機関の公式発表をご確認ください。

1第5章の練習問題10問

本試験の解答形式そのままで出しています。10問の内訳は正誤の組合せ表7問・正しいもの(誤っているもの)の組合せ2問・単純択一1問です。この10問は、アプリの無料おためし枠とまったく同じ問題なので、アプリを入れて続きから解けます。

問1単純択一

一般用医薬品の添付文書に記載される項目として、通常記載されないものはどれか。

  1. 製造販売業者等の名称及び住所
  2. 用法及び用量
  3. 消費者相談窓口
  4. 医薬品の製造番号(ロット番号)
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正解:4(医薬品の製造番号(ロット番号))

一般用医薬品の添付文書には改訂年月・製品の特徴・効能効果・用法用量・成分分量・使用上の注意・保管及び取扱い上の注意・消費者相談窓口・製造販売業者名等を記載するが、製造番号(ロット番号)は容器・外箱側の法定表示事項であり、添付文書の記載事項としては通常挙げられていない。

  • 1製造販売業者等の名称及び住所は添付文書の記載事項に含まれる基本情報である。
  • 2用法及び用量は一般用医薬品の添付文書に定められた記載事項であり除外されない。
  • 3消費者相談窓口は添付文書に定められた記載事項の一つであり除外されない。
  • 4(正解)製造番号(ロット番号)は容器・外箱側の法定表示事項で、添付文書の記載事項には通常挙げられない。

出典の該当箇所:一般用医薬品の添付文書記載事項

問2正誤の組合せ表

添付文書の「してはいけないこと」の位置づけ及び記載順序に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • a「してはいけないこと」は、守らないと症状が悪化したり副作用や事故等が起こりやすくなる使用方法・使用者等について記載する項目である。
  • b「してはいけないこと」には「次の人は使用(服用)しないこと」「次の医薬品と併用しないこと」等、複数の視点から具体的な使用上の注意が区分して示される。
  • c添付文書の使用上の注意は、重要度の高い事項から順に示すという考え方に基づき、「相談すること」「してはいけないこと」の順に記載することとされている。
  • d「してはいけないこと」は「相談すること」より前に記載される、副作用防止の観点で重要な項目であるが、医薬品の効能効果を誇張して伝えるための項目である。
abcd
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3
4
5
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正解:5(a=正・b=正・c=誤・d=誤)

aは正しい(「してはいけないこと」は副作用・事故防止の観点から重要度の高い使用制限を記載する項目)。bも正しい(複数の視点から区分して示される)。cは誤り(実際は「してはいけないこと」が「相談すること」より先に記載される)。dは誤り(効能効果の誇張とは無関係)。(正しいのはa・bのみ)

出典の該当箇所:添付文書「してはいけないこと」の位置づけ・区分・記載順序

問3正しいもの(誤っているもの)の組合せ

添付文書の「相談すること」に記載される対象者及び相談先に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  • a妊婦又は妊娠していると思われる人、授乳中の人、高齢者、薬剤や食品等によりアレルギー症状を起こしたことがある人等、副作用等のリスクが相対的に高いと考えられる人が対象者として挙げられる。
  • b相談先として「医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること」等、登録販売者も専門家としての相談先の一つとして明記される。
  • c「相談すること」は、医薬品を使用する前に専門家へ確認すべき対象者を具体的に区分して示す添付文書上の項目であるが、対象者は成人男性に限られる。
  • d添付文書の「相談すること」には相談先として複数の専門職が列挙される形式であるが、相談先は医師・歯科医師・薬剤師に限定されており、登録販売者は相談先として想定されていないとされる。
  1. (a、d)
  2. (a、c)
  3. (a、b)
  4. (b、c)
  5. (b、d)
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正解:3(a、b)

aは正しい(妊婦・授乳中の人・高齢者・アレルギー既往者等がリスクの高い対象者)。bも正しい(登録販売者も相談先の一つ)。cは誤り(対象者を成人男性に限定する記載はない)。dは誤り(登録販売者も相談先に含まれる)。(正しいのはa・bのみ)

出典の該当箇所:添付文書「相談すること」の対象者・相談先

問4正誤の組合せ表

添付文書の「用法及び用量」「成分及び分量」の記載に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • a用法及び用量は、年齢区分、1回量、1日の服用回数等、使用者が容易に理解できるよう平易に記載される。
  • b成分及び分量は、有効成分の名称及び分量とともに、添加物についても記載されることがある。
  • c成分及び分量は企業秘密として一般に公開されない。
  • d成分及び分量は、1回服用量中や100mL中など、使用単位ごとの含有量として示されるのが通常である。
abcd
1
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3
4
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正解:5(a=正・b=正・c=誤・d=正)

aは正しい(用法用量は平易な表現で記載)。bも正しい(添加物も記載されることがある)。cは誤り(成分分量は公開される記載事項)。dは正しい(使用単位ごとの含有量として示すのが通常)。(正しいのはa・b・dの3つ)

出典の該当箇所:添付文書「用法及び用量」「成分及び分量」の記載方法

問5正しいもの(誤っているもの)の組合せ

添付文書の「その他の注意」及び「製品の特徴」の項目に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  • a「その他の注意」は「してはいけないこと」及び「相談すること」の項目とは別に、容認される軽微な症状等について示される。
  • b「製品の特徴」は、医薬品の全体像を製品の見出しとして分かりやすく示すことにより、使用者の医薬品への理解を高める目的で記載される。
  • c添付文書の記載項目は使用者の安全確保等のため複数の区分に分かれ、それぞれ異なる目的で設けられているが、「その他の注意」には販売価格の目安が示される。
  • d添付文書には複数の見出し項目が設けられ、それぞれ異なる役割を担っているが、「製品の特徴」は医薬品の副作用の詳細を網羅的に記載する項目である。
  1. (a、b)
  2. (c、d)
  3. (b、c)
  4. (a、c)
  5. (a、d)
答えと解説を見る

正解:1(a、b)

aは正しい(「その他の注意」は軽微な容認される症状等を示す項目)。bも正しい(「製品の特徴」は理解を高めるための見出し的項目)。cは誤り(販売価格を示す項目ではない)。dは誤り(副作用の網羅的記載は目的ではない)。(正しいのはa・bのみ)

出典の該当箇所:添付文書「その他の注意」「製品の特徴」の趣旨

問6正誤の組合せ表

医薬品の直接の容器等に表示される法定表示事項に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • a製造番号又は製造記号は、製品のロットを識別できるようにすることで、品質管理や不具合発生時の回収対応などに役立てるための表示である。
  • b内容量は、購入者が製品の分量を正しく把握し適切に使用するための重要な表示事項であるが、その表示は任意であり、記載しなくても法令上問題はない。
  • c一般用医薬品の直接の容器等への表示事項は販売名と製造販売業者の氏名で足り、その他の事項は表示不要とされている。
  • d法定の表示事項は、添付文書に同じ内容が記載されている場合には容器等への表示を省略できるとされている。
abcd
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正解:2(a=正・b=誤・c=誤・d=誤)

aは正しい(製造番号・製造記号はロット識別・回収対応のための表示)。bは誤り(重量・容量・個数等の内容量表示は義務)。cは誤り(販売名以外にも複数の法定表示事項がある)。dは誤り(添付文書記載をもって容器表示を省略できない)。(正しいのはaのみ)

出典の該当箇所:医薬品の直接の容器等の法定表示事項(製造番号・内容量等)

問7正誤の組合せ表

一般用医薬品の添付文書の作成主体及び使用上の注意の記載順序に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • a添付文書は、当該医薬品の製造販売業者がその責任において作成するものである。
  • b使用上の注意は、原則として「してはいけないこと」「相談すること」「その他の注意」の順に記載される。
  • c添付文書は、当該医薬品を取り扱う店舗の登録販売者が個別に作成するものである。
  • d使用上の注意は五十音順に記載される。
abcd
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3
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正解:2(a=正・b=正・c=誤・d=誤)

aは正しい(作成主体は製造販売業者)。bも正しい(記載順序は「してはいけないこと」→「相談すること」→「その他の注意」)。cは誤り(店舗の登録販売者が個別作成するものではない)。dは誤り(五十音順ではない)。(正しいのはa・bのみ)

出典の該当箇所:添付文書の作成主体・使用上の注意の記載順序

問8正誤の組合せ表

添付文書の使用上の注意の標識的マーク及び記載区分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  • a「してはいけないこと」「相談すること」の各項目には決められた標識的マークが付されるが、「その他の注意」には特段のマークは付されない。
  • b各医薬品の成分や剤形等の特性に応じて必要とされる区分のみが選択的に記載されるものであり、すべての医薬品に全ての区分が一律に記載されるわけではない。
  • c「してはいけないこと」が「相談すること」より先に記載されるのは、遵守しないと副作用や事故等に直結しやすい、特に重要度の高い事項をまず示すためである。
  • d使用上の注意の各区分は、医薬品の種類や剤形にかかわらず、同一の内容で記載することが定められているとされる。
abcd
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正解:4(a=正・b=正・c=正・d=誤)

aは正しい(マークは「してはいけないこと」「相談すること」のみに付される)。bも正しい(区分は成分・剤形等に応じ選択的)。cも正しい(重要度の高い事項を先に示す趣旨)。dは誤り(すべての医薬品で同一内容とは限らない)。(正しいのはa・b・cの3つ)

出典の該当箇所:添付文書の標識的マーク・記載区分・記載順序の趣旨

問9正誤の組合せ表

添付文書の「してはいけないこと」に設けられる「次の部位には使用しないこと」「次の症状がある人は使用しないこと」の区分の趣旨に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • a「次の部位には使用しないこと」は、外用薬等について、患部の状態や部位によっては症状を悪化させるおそれがあることから、使用を避けるべき部位を具体的に示す区分である。
  • b「次の症状がある人は使用しないこと」は、胃酸過多や高熱等、当該医薬品を使用することでかえって症状を悪化させるおそれがある特定の症状を有する人について、使用を避けるべきことを示す区分である。
  • c添付文書の「してはいけないこと」には、部位や症状、年齢層等、様々な観点から使用を制限する区分が設けられているが、「次の部位には使用しないこと」は、内服薬において服用してはいけない年齢層を示す区分である。
  • d添付文書の使用上の注意は、購入者が理解しやすいよう平易な表現で作成されるものであるが、「次の症状がある人は使用しないこと」は、医薬品の味や匂いの好みを示す区分である。
abcd
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正解:1(a=正・b=正・c=誤・d=誤)

aは正しい(部位を具体的に示す区分)。bも正しい(症状悪化を避けるための区分)。cは誤り(年齢層ではなく部位を示す)。dは誤り(味や匂いとは無関係)。(正しいのはa・bのみ)

出典の該当箇所:添付文書「してはいけないこと」(次の部位・次の症状の区分)

問10正誤の組合せ表

添付文書の「してはいけないこと」における併用医薬品及び過量使用・長期連用に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • a同種の作用を持つ成分の重複摂取等により作用が過剰となるおそれがある場合、「本剤を使用している間は、次の医薬品を使用しないこと」等の記載がなされることがある。
  • b定められた用法及び用量を超えて一度に大量に使用すると、副作用が生じやすくなるおそれがあることから、過量使用を避けるよう促す記載がなされることがある。
  • c用法及び用量は、医薬品の有効性と安全性のバランスを考慮して定められた基準であるが、これを超えて使用するほど、効果が確実に高まることを保証する趣旨である。
  • d長期連用に関する注意は、医師の管理下で使われる医療用医薬品に設けられるものであり、一般用医薬品には設けられない。
abcd
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答えと解説を見る

正解:4(a=正・b=正・c=誤・d=誤)

aは正しい(重複摂取による作用過剰への注意)。bも正しい(過量使用を避ける趣旨)。cは誤り(効果が確実に高まることを保証するものではない)。dは誤り(一般用医薬品にも長期連用の注意がある)。(正しいのはa・bのみ)

出典の該当箇所:添付文書「してはいけないこと」(併用医薬品・過量使用・長期連用)

2この章は本試験120問のうち20問

結論:第5章「医薬品の適正使用・安全対策」は20問出ます。合格には総得点で7割(120問中84問)以上に加えて、この章だけで7問以上(3割5分の場合)が要ります。ここを割ると、ほかが満点でも不合格です。
出題数足切り(3割5分)
第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識20問7問以上
第2章 人体の働きと医薬品20問7問以上
第3章 主な医薬品とその作用40問14問以上
第4章 薬事関係法規・制度20問7問以上
第5章 医薬品の適正使用・安全対策20問7問以上
合計120問総得点84問以上

出典:厚生労働省「登録販売者試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月)」および各都道府県の公表資料。科目ごとの下限は地域によって違います――東京都・関西広域連合は3割5分以上と公表していますが、北海道は4割以上です。本ページの表は最も広く採用されている3割5分を全国標準の目安として計算しています。受験する都道府県の受験案内で必ず最終確認してください(47都道府県の日程ページ)。

3本試験は「記述そのものを選ぶ」問題がほとんど出ません

登録販売者試験の本番は、4つの記述(a〜d)の正誤の組合せを1〜5から選ぶ「正誤の組合せ表」が主流です。公式PDF5冊子300問を1問ずつ数えた実測は次のとおりでした。

解答形式本試験300問の実測上の練習問題10問
正誤の組合せ表67.7%7問
正しいもの(誤っているもの)の組合せ20.7%2問
単純択一7.0%1問
語群穴埋め4.7%0問

実測に使った公式PDF:関西広域連合 令和7年度(前半・後半)・令和6年度(前半)、東京都 令和7年度(午前・午後)。47都道府県の公式過去問の公開状況もまとめています。

だから練習も本番と同じ形でやる必要があります。記述を4つ読んで、その正誤の組合せを選ぶという手順を体に入れておかないと、知識があっても時間が足りません(本試験は240分で120問=1問あたり2分)。上の10問も、本試験と同じ比率になるように形式を配分しています。

4第5章でよく問われる要点

アプリの「直前要点まとめ」から、この章のぶんを抜き出しました。上の練習問題で外したところは、まずここに戻ってください。

アプリ「ハンバイトール」には、この章の問題を219問収録しています(全1587問中)。内訳は正誤の組合せ表40問・正しいもの(誤っているもの)の組合せ17問・単純択一157問・語群穴埋め5問です。

5この章をもっと解く

この10問はアプリの無料おためし枠と同じものです。同じ形式の問題を、第5章だけで219問収録しています。

6ほかの章の練習問題

出典・参考にした公式発表

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