問1主な医薬品とその作用
かぜ薬(総合感冒薬)の働きに関する記述のうち、正しいものはどれか。
- かぜの諸症状を緩和することを目的とした対症療法薬であり、原因となるウイルスの増殖を抑える働きはない。
- かぜ薬に含まれる成分は、かぜの原因となるウイルスを体内で直接死滅させる抗ウイルス作用を持つとされている。
- 発熱や咳等の諸症状を抑える対症療法的な作用に加えて、原因となる細菌そのものを殺菌する作用も併せ持つ医薬品である。
- かぜ薬を服用することによって、身体に本来備わっている自然治癒力そのものを高める作用を持つ医薬品であるとされる。
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正解:1
かぜ薬は諸症状を緩和するための対症療法薬であり、原因となるウイルスを死滅させたり、細菌を殺菌したり、自然治癒力自体を積極的に高めたりする医薬品ではない点に注意する。
出典の該当箇所:第3章 かぜ薬(総合感冒薬)
問2人体の働きと医薬品
消化管の構成に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 消化管は口腔から肛門まで一本の管として連なっており、成人では全長が約9mに達する。
- 消化管は口腔と胃のみで構成され、小腸・大腸は消化液を分泌する消化腺に分類される。
- 消化管の運動は自律神経の影響を受けず、常に一定の速度で内容物を送り出している。
- 消化管には唾液腺・肝臓・膵臓は含まれず、これらは呼吸器系に分類される臓器である。
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正解:1
消化管は口腔・咽頭・食道・胃・小腸・大腸を経て肛門に至る一本の管で、成人では全長約9mとされる。唾液腺・肝臓・膵臓は消化液を分泌する消化腺であり消化管そのものには含まれず、消化管の運動は自律神経系の支配を受けて調節されている。
出典の該当箇所:第2章 消化器系
問3医薬品に共通する特性と基本的な知識
医薬品の本質に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 医薬品は人の疾病の診断・治療・予防に使用されること、または人の身体の構造や機能に影響を及ぼすことを目的とするものであり、人体にとっては本来「異物」である。
- 医薬品は人の体内にとって異物ではなく、もともと体内に存在する正常な成分のみから構成されているため、副作用は原則として生じないとされている。
- 医薬品はいずれも必ず単一の薬理作用のみを示すよう設計されており、複数の薬理作用を併せ持つことは決してないとされている。
- 医薬品はその有効性や安全性が科学的に証明されてさえいれば、効能効果や用法用量に関する情報が伝達されなくても十分にその役割を果たすとされる。
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正解:1
医薬品は人体にとって異物(外来物)であり、その作用は複雑・多岐にわたり全てが解明されているわけではないため、有益な効果(薬効)だけでなく好ましくない反応(副作用)を生じることもある。副作用が生じないとする点、単一作用のみとする点、情報伝達なしでも役割を果たすとする点はいずれも誤り。
出典の該当箇所:第1章 Ⅰ-1 医薬品の本質
問4医薬品の適正使用・安全対策
一般用医薬品の添付文書に記載される項目として、通常記載されないものはどれか。
- 用法及び用量
- 製造販売業者等の名称及び住所
- 医薬品の製造番号(ロット番号)
- 消費者相談窓口
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正解:3
一般用医薬品の添付文書には改訂年月・製品の特徴・効能効果・用法用量・成分分量・使用上の注意・保管及び取扱い上の注意・消費者相談窓口・製造販売業者名等を記載するが、製造番号(ロット番号)は容器・外箱側の法定表示事項であり、添付文書の記載事項としては通常挙げられていない。
出典の該当箇所:一般用医薬品の添付文書記載事項
問5薬事関係法規・制度
医薬品医療機器等法(薬機法)第1条に定める「目的」に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 医薬品等の品質、有効性及び安全性の確保等に必要な規制を行うとともに、保健衛生の向上を図ることを目的とする。
- 薬機法第1条は、医薬品の製造販売業者が得る利益を保護し、事業の発展を後押しすることを主たる目的として定められた規定であるとされている。
- 薬機法第1条は、医薬品の販売価格を国が一律に統制し、全国どこでも同一価格で購入できるようにすることを目的として定められている規定である。
- 薬機法第1条は、登録販売者の資格試験制度を国が運営し、その合格基準を定めることのみを目的として設けられた規定であるとされている。
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正解:1
第1条は医薬品等の品質・有効性・安全性の確保及び保健衛生上の危害の発生・拡大防止の規制、保健衛生の向上を目的とすると定める。業者の利益保護や価格統制、試験運営限定はいずれも条文にない誤りである。
出典の該当箇所:第1条(目的)
問6主な医薬品とその作用
かぜ薬に配合される成分と配合目的の組合せに関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 鎮咳成分は、気道粘膜からの分泌を促し痰の切れを良くすることを目的として配合される。
- 抗ヒスタミン成分は、くしゃみや鼻水等の症状を抑えることを目的として配合される。
- 去痰成分は、延髄の咳嗽中枢に作用して咳を鎮めることを目的として配合される。
- カフェイン類は、皮膚や粘膜の炎症を抑えることを目的として配合される。
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正解:2
抗ヒスタミン成分はくしゃみ・鼻水等の緩和を目的とする。鎮咳成分は咳を鎮め、去痰成分は痰の切れを良くする成分であり説明が入れ替わっており誤り。カフェイン類の目的は鎮痛作用の補助等であり抗炎症作用ではない。
出典の該当箇所:第3章 かぜ薬(総合感冒薬)
問7人体の働きと医薬品
胃液の働きに関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 胃液は弱アルカリ性の消化液であり、ペプシンは胃酸(塩酸)の作用を受けなくても単独でタンパク質を消化できる。
- 胃液に含まれるペプシノーゲンは胃酸(塩酸)の作用によって活性化され、ペプシンとなってタンパク質を消化する。
- 胃液は膵臓で産生されたのちに胃へ送り込まれるものであり、胃自体が消化液を産生することはない。
- 胃液には消化酵素はまったく含まれておらず、強い酸性を持つ胃酸のみによって食物中のタンパク質が分解される。
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正解:2
胃粘膜から分泌されるペプシノーゲンは、胃酸(強酸性の塩酸)の作用によって活性化されペプシンとなり、タンパク質の消化を行う。胃液は胃自体で産生される強酸性の消化液である点も他の選択肢との相違点である。
出典の該当箇所:第2章 消化器系
問8医薬品に共通する特性と基本的な知識
一般用医薬品と医療用医薬品の保健衛生上のリスクの違いに関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 一般用医薬品は医師の処方箋を必要としないため、医療用医薬品とは異なり保健衛生上のリスクを伴うことは制度上想定されていないとされている。
- 一般用医薬品は医療用医薬品と同様に、保健衛生上のリスクを伴うものであることに注意が必要である。
- 保健衛生上のリスクは医療用医薬品にのみ存在し、一般用医薬品には存在しない。
- 一般用医薬品のリスクは、使用者の年齢にかかわらず常に一定である。
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正解:2
一般用医薬品であっても医療用医薬品と同様に保健衛生上のリスクを伴うため、販売時の情報提供が重要となる。一般用医薬品にリスクがないとする記述は誤りであり、年齢等の要因でリスクの程度が変わりうる点を無視した記述も誤りである。
出典の該当箇所:第1章 Ⅰ-1 医薬品の本質
問9医薬品の適正使用・安全対策
一般用医薬品の添付文書における「改訂年月」の記載ルールに関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 改訂年月は初版発行時のみ記載し、以降の改訂では省略してよい
- 改訂年月は消費者相談窓口に問い合わせがあった場合のみ口頭で伝えればよく、添付文書への記載は不要であるとされている
- 改訂年月は製造販売業者が任意に判断して記載してもしなくてもよい
- 使用上の注意等の重要な内容を変更した場合には、改訂年月を記載するとともに改訂箇所を明示することとされている
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正解:4
添付文書は、使用上の注意等の重要な内容を変更した場合には改訂年月を記載するとともに改訂箇所を明示することとされており、利用者が最新の変更点を把握できるようにする趣旨である。初版のみとする、口頭伝達で足りるとする、任意でよいとする記述はいずれも誤り。
出典の該当箇所:一般用医薬品の添付文書記載事項(改訂年月)
問10薬事関係法規・制度
薬機法第2条第1項における「医薬品」の定義に該当しないものはどれか。
- 日本薬局方に収載されている物
- もっぱら動物のえさとして使用される飼料
- 人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物であって機械器具等でないもの
- 人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされている物であって機械器具等でないもの
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正解:2
医薬品は日本薬局方収載物、疾病の診断・治療・予防目的の物、身体の構造・機能に影響を及ぼす目的の物のいずれかに該当する物。もっぱら飼料として用いられる物はそもそも医薬品としての目的性がなく該当しない。
出典の該当箇所:第2条第1項
問11主な医薬品とその作用
かぜ薬に配合される抗ヒスタミン成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 抗ヒスタミン成分は中枢神経系を興奮させる作用を持つため、服用後に眠気を生じることは全くないとされている。
- 抗ヒスタミン成分には去痰作用があり、気道粘膜からの分泌を促すことで痰の切れを良くする働きがあるとされる。
- ヒスタミンの働きを抑えることでくしゃみや鼻水等の症状を緩和するが、中枢抑制作用により眠気を生じることがある。
- 抗ヒスタミン成分は強い抗炎症作用を持ち、のどの腫れや痛みを和らげることを主な目的として配合される成分である。
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正解:3
抗ヒスタミン成分はヒスタミンの働きを抑えてくしゃみ・鼻水等を緩和するが、中枢抑制作用により眠気を生じることがある(中枢を興奮させる作用ではない)。去痰・抗炎症の説明は別成分のものであり誤り。
出典の該当箇所:第3章 かぜ薬(総合感冒薬)
問12人体の働きと医薬品
胃酸やペプシンから胃自体を守るしくみに関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 胃の内壁は角質層で覆われており、これが胃酸を中和する役割を果たしているとされ、粘液による保護は補助的な役割にとどまるとされている。
- 胃酸の分泌が高まるほど、胃粘膜の血流は減少し保護作用が強まる。
- 胃の内壁は粘液で覆われており、これが胃酸やペプシンによる自己消化から胃粘膜を保護している。
- 胃粘膜の保護は肝臓から分泌される胆汁の作用によって行われている。
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正解:3
胃の内壁は粘液で覆われ、胃酸・ペプシンから胃粘膜自体を保護するバリアとして働く。胆汁は肝臓で作られ主に脂肪の消化を助ける働きであり、胃粘膜の防御そのものとは直接関係しない。
出典の該当箇所:第2章 消化器系
問13医薬品に共通する特性と基本的な知識
医薬品が科学的に正しく用いられるための情報伝達に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 医薬品は有効成分さえ体内に取り込まれれば、効能効果や用法用量、副作用等の情報提供の有無にかかわらず、使用者の体質や年齢、生活状況等の個人差を問わず、常に等しく安全かつ十分な効果を発揮するものであるとされている。
- 添付文書等に記載された効能効果や用法用量、副作用等の情報は医療関係者のみが専門的に参照するものであり、一般の購入者に伝達される必要は特にないとされる。
- 医薬品は、効能効果・用法用量・副作用等の必要な情報が適切に伝達されることで初めてその役割を十分に発揮するものであり、それらの情報がなければ単なる薬物(有効成分を含有する化学物質)にすぎない。
- 医薬品の効能効果や用法用量、副作用等に関する情報提供は、購入後に実際に体調不良等の不調が生じた場合にのみ、事後的に行えば足りるものとされている。
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正解:3
情報が適切に伝達されて初めて医薬品としての役割を発揮するとされ、情報が伴わなければ単なる薬物(化学物質)に過ぎない。情報提供の必要性を否定する記述や、事前の情報提供の重要性を無視する記述はいずれも誤り。
出典の該当箇所:第1章 Ⅰ-1 医薬品の本質
問14医薬品の適正使用・安全対策
添付文書の「してはいけないこと」の項目の位置づけについて、最も適切なものはどれか。
- 服用後に眠気や口渇等の軽微な症状が現れることがある旨を単に紹介するだけの、注意喚起としての強制力を持たない参考的な項目である
- 守らないと症状が悪化したり、副作用や事故等が起こりやすくなる使用方法・使用者等について記載する項目である
- 医薬品を購入した際の返品や交換の手続き及びその連絡先について、購入者向けに案内することを目的とした項目である
- 医薬品の保管場所として直射日光の当たる場所など避けるべき場所についてのみ記載し、使用方法には触れない項目である
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正解:2
「してはいけないこと」は、守らないと重大な副作用につながったり事故につながる危険性が高まる使用方法・使用者について記載する項目であり、軽微な症状の紹介や保管方法、返品案内とは性格が異なる。
出典の該当箇所:一般用医薬品の添付文書記載事項(してはいけないこと)
問15薬事関係法規・制度
薬機法上「医薬部外品」の目的として法律に明記されているものとして、誤っているのはどれか。
- 吐きけその他の不快感又は口臭若しくは体臭の防止
- あせも、ただれ等の防止
- 疾病の診断、治療又は予防
- 脱毛の防止、育毛又は除毛
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正解:3
医薬部外品は人体への作用が緩和な物として、吐きけ・口臭体臭の防止、あせも等の防止、脱毛防止・育毛・除毛、ねずみ等の防除等が目的として規定される。「疾病の診断、治療又は予防」は医薬品の定義に含まれる目的であり、医薬部外品の定義には含まれない。
出典の該当箇所:第2条第2項
問16主な医薬品とその作用
かぜ薬に配合される抗ヒスタミン成分が併せ持つ抗コリン作用に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 抗ヒスタミン成分の抗コリン作用によって胃液の分泌がかえって高まり、その結果として胃もたれを起こしやすくなる作用があるとされている。
- 抗ヒスタミン成分の抗コリン作用によって膀胱が刺激され尿の排泄がかえって促進されるため、頻尿の症状を新たに引き起こすことがあるとされている。
- 抗ヒスタミン成分の抗コリン作用によって眼房水の排出がかえって促進され、その結果として眼圧が低下することがあるとされている成分である。
- 抗コリン作用によって膀胱の排尿筋の収縮が抑えられ、排尿困難を生じることがあるため、前立腺肥大がある人は注意が必要である。
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正解:4
抗ヒスタミン成分の抗コリン作用は排尿筋の収縮を抑え排尿困難を招くおそれがあり前立腺肥大の人は注意を要する。眼房水の排出はむしろ妨げられ眼圧が上昇するおそれがあるため方向が逆で誤り、胃液分泌亢進や頻尿の説明も誤り。
出典の該当箇所:第3章 かぜ薬(総合感冒薬)
問17人体の働きと医薬品
小腸の構造に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 小腸は十二指腸・空腸・回腸のような区分には分けられず、全長にわたって単一の均質な管として機能するとされる。
- 小腸の内壁は平滑な粘膜のみでおおわれており、絨毛のような突起構造は存在せず、表面積の拡大には寄与しないとされる。
- 十二指腸には膵管・胆管の開口部はなく、膵液や胆汁を含む消化液は空腸に達して初めて分泌されるとされている。
- 小腸は十二指腸・空腸・回腸からなり、内壁は絨毛におおわれて表面積を広げ、栄養分の吸収効率を高めている。
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正解:4
小腸は十二指腸・空腸・回腸の3部分からなり、内壁の絨毛が表面積を増大させ吸収効率を高める。膵液・胆汁は十二指腸に開口部があり分泌されるため、空腸で初めて分泌されるという記述は誤り。
出典の該当箇所:第2章 消化器系
問18医薬品に共通する特性と基本的な知識
医薬品の市販後の安全性確認に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 医薬品は一度承認され販売が開始された後は、その後どれほど使用され続けても、使用成績等に基づく確認が行われることはないとされている。
- 市販後の安全性確認は医療用医薬品のみに行われ、一般用医薬品には適用されない。
- 市販後の安全性確認は、製造販売業者が任意で実施の可否を選択できる。
- 医薬品は市販後にも医学・薬学等の新たな知見や使用成績等に基づき、その有効性・安全性等の確認が行われる。
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正解:4
医薬品は販売開始後も新たな知見や使用成績等に基づき有効性・安全性の確認が継続的に行われる。市販後確認を否定・限定する記述や、任意選択とする記述はいずれも誤りである。
出典の該当箇所:第1章 Ⅰ-1 医薬品の本質
問19医薬品の適正使用・安全対策
添付文書の「相談すること」の項目に関する記述として適切なものはどれか。
- 妊婦や授乳婦、高齢者、持病のある人など、副作用等が生じるリスクが高いと考えられる場合に、使用前に医師・薬剤師等へ相談するよう促す項目である
- 添付文書の「相談すること」の項目は、当該医薬品を使用してはならない人をすべて列挙し、いかなる場合も絶対に使用を禁止するために設けられた項目である。
- 添付文書の「相談すること」の項目は、医薬品の効能効果について製造販売業者が一切保証しない旨を購入者に告知するために設けられた項目である。
- 添付文書の「相談すること」の項目は、添付文書そのものを紛失してしまった場合の再発行手続きについて説明するために設けられている。
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正解:1
「相談すること」は、使用の適否について専門家に判断を仰ぐべき人(妊婦・授乳婦・高齢者・基礎疾患のある人等)や、症状が続く・悪化する場合等について記載され、絶対的な使用禁止を定める「してはいけないこと」とは性格が異なる。
出典の該当箇所:一般用医薬品の添付文書記載事項(相談すること)
問20薬事関係法規・制度
薬機法における「化粧品」の定義として最も適切なものはどれか。
- 医薬品と同等の疾病の治療効果を表示することが認められており、人体に対して強い薬理作用を及ぼすことを目的として使用される物をいい、承認を受ければ医薬品的な効能効果を標榜して販売することができるとされる。
- もっぱら人又は動物の疾病の治療若しくは予防に使用されることを目的とし、人体に対する作用が緩和なものをいい、医薬部外品の一区分とされる。
- もっぱら美容目的にのみ使用される医薬部外品を指す別称にすぎず、薬機法上、化粧品という独立した品目区分は設けられていないとされる。
- 人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布等の方法で使用され、人体に対する作用が緩和なもの
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正解:4
化粧品は清潔・美化・容貌変化・皮膚毛髪を健やかに保つ目的で身体に塗擦等の方法で使用され、人体への作用が緩和な物と定義される。医薬品的な強い作用や疾病治療目的は化粧品の定義に含まれず、医薬部外品の別名でもない。
出典の該当箇所:第2条第3項