登録販売者試験の持ち物と当日の流れ【令和8年度】時計・着席時刻・昼食は受験地でこう違う

登録販売者試験は、試験問題の作成が実施主体(ブロック)ごとに分かれているのと同じで、当日の運び方も全国で統一されていません。同じ「登録販売者試験」なのに、昼食を持って行くべき会場と、会場で食事ができない会場があります。令和8年度の6つの実施主体が公表している受験案内から、当日に効いてくる違いだけを抜き出しました。

最終更新:2026年7月31日

ご利用にあたって:本ページおよびアプリ「ハンバイトール」は、政府・厚生労働省・各都道府県・関西広域連合など公的機関のいずれとも関係のない、個人開発の非公式サイト・アプリです。最終的に正しいのは、あなたの手元にある受験票と、受験地の公式受験案内です。本ページの記載は執筆時点(2026年7月末)で公表されている内容にもとづいており、内容の正確性・最新性を保証するものではありません。試験1〜2週間前に一度読んで、必ずご自身の受験案内と突き合わせてください。

このページの結論だけ先に

1まず確認:自分の試験は「通し」か「午前・午後」か

結論:出題数はどこも120問で同じですが、「昼から通しで5時間前後」の会場と、「午前・午後に分かれて途中に1時間半ほどの休みが入る」会場があります。当日の過ごし方はまったく別物です。まずここを取り違えないでください。

令和8年度の実施時間を、公式発表で確認できたものだけ並べます。

実施主体試験日試験時間形式
北海道8月26日(水)午前10時30分〜午後3時55分通し
栃木県8月26日(水)正午〜午後5時15分(開場11時30分)通し
関西広域連合8月30日(日)12時00分〜16時45分(着席11時30分まで)通し(前半・後半)
東京都9月6日(日)午前10時〜正午/午後1時30分〜午後3時30分午前・午後
埼玉県9月6日(日)午前10時〜正午/午後1時30分〜午後3時30分(着席9時30分・13時15分)午前・午後
広島県10月8日(木)10時〜15時30分(開場8時30分・着席9時40分まで)通し

※各実施主体の公式ページ・受験案内で1件ずつ確認した数値です。ここに挙げていない都道府県は、全国47都道府県の日程一覧から各公式ページをご確認ください。

240問の大物科目が「前半」に来る地域と「午後」に来る地域があります

結論:5科目のうち「主な医薬品とその作用」だけが40問で、全体の3分の1を占めます。この40問がどちらの時間に入るかは、実施主体で違います。関西広域連合は最初の2時間で40問を片づけ、東京都は昼をはさんだ後にそれが来ます。
実施主体前半(午前)後半(午後)
関西広域連合 12:00〜14:00
医薬品に共通する特性と基本的な知識 20問
主な医薬品とその作用 40問
14:45〜16:45
人体の働きと医薬品 20問
薬事に関する法規と制度 20問
医薬品の適正使用と安全対策 20問
東京都 10:00〜12:00
医薬品に共通する特性と基本的な知識 20問
人体の働きと医薬品 20問
薬事に関する法規と制度 20問
13:30〜15:30
主な医薬品とその作用 40問
医薬品の適正使用と安全対策 20問

どちらも「前半60問・後半60問」ですが、体力を使う40問の位置が正反対です。模擬試験で時間配分を練習するとき、自分の受験地がどちらの並びなのかを見ておいてください。

とくに東京都のように午後に40問が来る場合、昼休みの過ごし方(食べすぎない・眠くならない)が点数に直結します。科目の並びは受験票や受験案内に書かれています。

出典:関西広域連合「令和8年度登録販売者試験受験案内」1ページ「試験日時・試験項目」/東京都保健医療局「令和8年度登録販売者試験について」7「試験項目及び問題数」

3持ち物は3つだけ。ただし「貸出はできません」

関西広域連合の受験案内は、持ち物をこう書いています。

受験票及び筆記用具(B又はHBの黒鉛筆(シャープペンシルも可)、消しゴム)を持参してください。(忘れた場合貸出はできません。)指定の筆記用具以外で解答用紙に記入した場合、解答を読み取ることができずに零点となる場合があります。

出典:関西広域連合「令和8年度登録販売者試験受験案内」6ページ「8.試験当日の注意事項」

広島県も「必ず受験票と黒鉛筆又はシャープペンシル、消しゴムを持参」としています。

注目してほしいのは「忘れた場合貸出はできません」「零点となる場合があります」の2つです。ボールペンや、濃さの合わない鉛筆で塗ると、120問を解ききっても読み取られない可能性があります。消しゴムも含め、前日の夜にカバンへ入れてください。

4いちばんの落とし穴は「時計」

結論:スマートフォンもスマートウォッチも時計として使えません。つまり「文字盤だけの安い腕時計」を1本用意するのが唯一の正解です。普段スマートウォッチしか着けていない方は、試験前に1つ買っておいてください。当日の朝に気づいても間に合いません。

会場に時計があるとは限りません。関西広域連合の受験案内は、持ち込める時計の条件をここまで細かく書いています。

試験会場には、時計がない場合もあるため、必要な方は時計(スマートウォッチなど翻訳・計算等多機能付の時計やそれらの機能の有無が判別しづらいもの、アラーム機能があるもの、秒針音のするもの、キッチンタイマー、大型のものは不可)を持参してください。(忘れた場合貸出はできません。)

出典:関西広域連合「令和8年度登録販売者試験受験案内」6ページ

そして、多くの人がやってしまいそうなのがこれです。

試験時間中は、携帯電話等の無線通信機能がある機器の使用を禁止します。携帯電話等を時計として使用することも禁止します。

出典:関西広域連合「令和8年度登録販売者試験受験案内」6ページ

広島県はさらに踏み込んで、置時計を机に出しているだけで不正を疑われる可能性があると書いています。

試験会場には時計がない場合もあるため、必要な方は腕時計(翻訳、計算等多機能付の時計や置時計は不可)を持参してください。腕時計以外のものを置いている場合は不正行為とみなすことがあります。

出典:広島県「令和8年度医薬品登録販売者試験の実施について」10「試験当日の注意事項」(3)

なお関西広域連合では、携帯電話・スマートフォン・スマートウォッチ・ウェアラブル端末は「必ずアラームの設定を解除し電源を切って、かばん等(衣服のポケットは不可)の中に入れておいてください」と指定されています。

5昼食の扱いが、受験地で3通りに割れています

結論:ここが今回いちばん伝えたい違いです。同じ試験なのに、公式の指示が正反対です。「弁当を持って行けばとりあえず安全」ではありません。
実施主体公式の指示意味するところ
関西広域連合「試験会場では、食事をすることはできません。(水分補給はできます。)」12時開始の通し試験。午前中のうちに食べておく必要がある
埼玉県「各自、昼食を持参してください」午前・午後に分かれるため持参が前提
広島県「昼食時の飲食は試験会場でできますが、必ず各自の席で食事し、ゴミはすべて持ち帰ってください」会場で食べられるが自席限定・ゴミは持ち帰り

出典:関西広域連合「令和8年度登録販売者試験受験案内」6ページ/埼玉県「令和8年度登録販売者試験の御案内」/広島県「令和8年度医薬品登録販売者試験の実施について」10(5)

自分の受験案内の該当行を、必ず一度自分の目で読んでください。ここは「一般的にはこう」が通用しない項目です。

6遅刻の線引きと、着席時刻

関西広域連合は次のように定めています。

着席時刻は、東京都と埼玉県が午前9時30分、広島県が午前9時40分です。試験開始時刻の30分前後にはもう席に着いている必要があると考えてください。

出典:関西広域連合「令和8年度登録販売者試験受験案内」5〜6ページ/広島県「令和8年度医薬品登録販売者試験の実施について」10(1)

7受験票を忘れても、その場で詰むわけではありません

これは知っておくと当日の焦りが変わります。関西広域連合の受験案内はこう書いています。

受験票を紛失又は持参し忘れた場合は、本人確認ができる書類をお持ちの上、試験会場本部に行き、受験票の再発行を受けてください。

出典:関西広域連合「令和8年度登録販売者試験受験案内」5ページ

つまり、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を必ず持って行くべきです。受験票は当然持参するとして、身分証はその保険になります。

8受験票が届く時期も、実は全国バラバラです

「まだ受験票が来ない」と不安になる時期が、受験地によってずれます。

実施主体受験票の届き方届かないときの期限
関西広域連合令和8年7月末頃(電子申請の方はマイページで発行)試験日の2週間前までに届かない場合は連絡(連絡がない場合は到達したものとみなされる)
東京都令和8年8月14日(金)予定から郵送令和8年8月24日(月)までに届かない場合は連絡
埼玉県郵送ではなく電子交付。受験票データを令和8年8月28日(金)までに電子申請・届出サービスで送付―(紙が届くのを待つ形ではない)
北海道試験日の10日前頃に発送

北海道は8月26日の試験なので、受験票の発送は8月中旬です。「1か月前に届く地域」「10日前に届く地域」「そもそも郵送ではなく電子で受け取る地域」があるため、他の地域の受験者と情報交換すると、かえって不安になることがあります。自分の受験案内に書かれた時期と方法を基準にしてください。

問い合わせの期限が決まっている点にも注意してください。関西広域連合は「試験日の2週間前まで」、東京都は「8月24日まで」です。この日を過ぎてから連絡しても、間に合わないことがあります。

9試験中のこまかい禁止事項(見落としやすいもの)

関西広域連合の受験案内から、意外性のあるものを挙げます。

耳栓が使えないのは、静かな自室で仕上げてきた人ほど当日に効いてきます。直前期の総仕上げは、少し雑音のある場所で1回やっておくと当日の落差が小さくなります。

出典:関西広域連合「令和8年度登録販売者試験受験案内」6ページ/広島県「令和8年度医薬品登録販売者試験の実施について」10(6)

10残り2週間で何を優先するか:合格基準から逆算する

合格基準は、実施主体が公表しています。総合点はおおむね共通ですが、科目ごとの下限は地域で違います

実施主体総合点科目ごとの下限20問科目/40問科目での必要正答数
東京都120問に対する正答率7割以上(84点以上)3割5分以上7問/14問
関西広域連合総出題数の70%以上(総得点84点以上)35%以上7問/14問
北海道総得点の7割以上4割以上8問/16問

出典:北海道「令和8年度登録販売者試験の実施について」合格基準/関西広域連合・東京都の各年度試験結果発表。受験地の公式発表で最終確認してください。

ここから直前期の優先順位が決まります。

  1. 捨て科目は作れない――総合で84点を超えていても、1科目でも下限を割れば不合格です。手をつけていない科目があるなら、残りの日数はそこから先に埋めてください。
  2. 配点の重心は「主な医薬品とその作用」の40問――全体の3分の1です。ここが伸びると総合点がいちばん動きます。
  3. 法規は落としにくい――範囲が決まっており、覚えた分がそのまま点になります。直前期の投資効率が高い科目です。

11試験が終わったあとの話(得点開示)

これも公表されていますが、あまり知られていません。関西広域連合の場合、正答例は試験後1週間以内を目途に公式ホームページで公開されます。さらに、希望者本人に限り、総得点と試験項目別得点を開示する制度があります。

実施主体受付期間開示の方法
関西広域連合令和8年10月13日〜10月27日(当日消印有効)受験票等の写しを郵送で請求 → 電話による口頭で開示
東京都令和8年10月16日〜11月16日(祝日を除く平日)受験者本人が来庁した場合に限り告知(受験票を持参)

不合格だった場合、どの科目が下限に近かったのかが分かるかどうかで、翌年の勉強の組み立てはまったく変わります。手続きの期間が限られているので、頭の片隅に入れておいてください。

出典:関西広域連合「令和8年度登録販売者試験受験案内」7ページ「10.得点の開示」/東京都保健医療局「令和8年度登録販売者試験について」10「点数の告知」

12当日の段取りが決まったら、あとは1問ずつ

持ち物と流れが決まってしまえば、残りの時間は全部、120問を7割取る作業に使えます。スキマ時間に一問一答で進められる登録販売者試験対策アプリ「ハンバイトール」を開発・運営しています。

13あわせて読みたい

出典・参考にした公式発表

本ページの引用は、上記の公式ページ・PDFを実際に取得し、原文から書き写しています(要約サービスの出力は根拠に使っていません)。

← 登録販売者試験ガイドのトップへ戻る